冥府魔道の映画案内人ヒロシニコフが異色のゲストを交えて繰り広げる、あぶないムービートーク!
【トークイベント】ヒロシニコフ×GUY監督×デイヴ監督
3月9日(日)18:00~ (受付開始17:15)
有料、要申込
【関連ミニ展示】GUY監督&デイヴ監督が作品に使用した小道具
3月8日(土)15:00~20:00(最終入場19:30)
3月9日(日)10:00~20:00(最終入場19:30)
入場無料、申込不要
世界には映画館で公開されないような未知の映画がたくさんある。それは「日本未公開映画」という枠組みには収まりきらず、ものによってはインターネット上に一切の情報を残さぬまま、この世で数人程度が観て映画史の奈落へと消えゆくものも…。
地中深くに潜んでいるアンノウン(正体不明)な映画たち。その多くはホラーやアクション…いわゆる「ジャンル映画」として括られるものが多い。「商業映画では出来ない過激なことをやってやるぜ!」と高い志で作られたのは良いものの、結果として誰も知ることなく消えていった反骨精神の徒花。しかしそれらはインターネット全盛のいま、時として掘り返され、驚きと共に受け入れられることがある。
たとえば『Maleficia(マレフィキア)』(1998)。ホラー映画の地位が著しく低いフランスで作られた、ビデオ撮りの自主制作スプラッターだ。これがすごい。100分間、起承転結なく残酷シーンだけがひた続く! 全くと言って良いほど知られていない映画だったが、近年、監督は医師だったと判明。スプラッター医者! そんなこともある。いかがだろうか、面白くないだろうか。さらに誰も知らないデンマークの低予算ホラーを観ていたら、誰もが知るあの監督がとんでもない姿で出演していた! 語られざる黒歴史…。そんなこともある。いかがだろうか、金脈を見つけたようなワクワクを覚えないだろうか。
決して顧みられることなく存在している映画シーン…このトークイベントでは、それらを徹底的に取材し概説、さらに日本でジャンル映画を制作している外国人監督を招聘して、彼らの生の声を聞きながら海外の「アンノウン・ムービーシーン」について解き明かしてゆく!