公演延期のお知らせ
2020/4/21
2020年5月21日(木)に予定しておりました「ベルリン・フィル八重奏団」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し、以下の日程に延期させていただきます。
振替公演日時:2020年12月24日(木) 18時開場 19時開演
公演を心待ちにされていたお客様には、ご迷惑をおかけすることとなりお詫び申し上げます。
お手持ちのチケットは、そのまま振替公演で使用していただけますので、大切に保管をお願いします。
また、払い戻しをご希望のお客様は、こちらで詳細をご覧ください。
払戻しの際にもチケットが必要ですので大切に保管していただけますようお願いいたします。
払戻期間 5/21(木)~7/31(金)
公演延期の詳細はこちら
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樫本大進&エスコ・ライネ
スペシャルインタビュー
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曲目
フーゴ・カウン:八重奏曲
Hugo Kaun: Octet in F, op.34
細川俊夫:八重奏曲(委嘱新作)
Toshio Hosokawa: Octet (new piece for Philharmonic Octet Berlin)
フランツ・シューベルト:八重奏曲 D803
Schubert: Octet in F major, D803
ベルリン・フィル八重奏団 Philharmonic Octet Berlin
ベルリン・フィル八重奏団は、結成から90年以上という、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーが組織する室内楽アンサンブルの中で、もっとも長い歴史と伝統を持つ団体のひとつである。 その歴史は、1928年、8人の楽員たちがシューベルトの八重奏曲を演奏するために集まったところから始まった。メンバーは現在に至るまで、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のトップ奏者および世界第一級の演奏家によって構成されており、ヨーロッパをはじめ、世界の諸都市で演奏活動を行なっている。当初はヨーロッパを中心に活動していたが1954年、初めて7週間の南米ツアーを行い、この頃から始まったアメリカ合衆国、カナダへの再三にわたる演奏旅行で成功をおさめた。その後、アフリカ、韓国、中国、マレーシア、ニュージーランド、オーストラリア、旧ソ連、イスラエルなどの各国や、ザルツブルク、ルツェルン、エディンバラ、ベルリンなどの国際音楽祭にも度々招かれ、日本には1957年の初来日以後、定期的に来日している。また、1982年には、ベルリン・フィルの創立100周年記念演奏会にも参加した。レパートリーは、ウィーン古典派からロマン派の音楽を中心に幅広く、この編成ならではの編曲作品も含まれている。また1958年、ヒンデミットがこの八重奏団のために八重奏曲を作曲し、自らヴィオラを担当して歴史的初演を行ったのをはじめ、ヘンツェ、ブラッハー、テーリヒェン、シュトックハウゼン、イサン・ユンなどの著名現代作曲家が、彼らのために作品を残している。

樫本大進 Daishin Kashimoto (第1ヴァイオリン, 1st Violin)
ロンドン生まれ。1996年のフリッツ・クライスラー、ロン=ティボーでの1位ほか、5つの権威ある国際コンクールで優勝。2010年ベルリン・フィル第1コンサートマスターに就任。2007年からは「ル・ポン国際音楽祭~赤穂・姫路」の音楽監督も務める。

ロマーノ・トマシーニ Romano Tommasini (第2ヴァイオリン, 2nd Violin)
イタリア人の両親のもと、ルクセンブルクとフランスで育った。パリで音楽教育を受け、1986年よりナンシー管弦楽団の第1ソロ・ヴァイオリン奏者を務めた後、1989年にベルリン・フィルの一員となった。

アミハイ・グロス Amihai Grosz (ヴィオラ, Viola)
1979年イスラエル生まれ。デイヴィッド・チェン、タベア・ツィマーマン、ハイム・タウブに師事。エルサレム弦楽四重奏団の創立メンバー。2010年に第1ヴィオラ奏者としてベルリン・フィルに入団。ガスパーロ・ダ・サロの1570年製のヴィオラを生涯を通じて貸与されている。

クリストフ・イゲルブリンク Christoph Igelbrink (チェロ, Cello)
1958年デュッセルドルフ生まれ。1986年にハンブルク・フィルに入団し、1989年ベルリン・フィルのメンバーとなった。ベルリン・フィル12人のチェリストたち、ブラームス・アンサンブル・ベルリンのメンバーとしても活動している。

エスコ・ライネ Esko Laine (コントラバス, Contrabass)
1961年ヘルシンキ生まれ。18歳でフィンランド国立歌劇場管弦楽団のメンバーとなった。1999年から2001年までベルリン・フィル首席コントラバス奏者を務め、2008年より再びこの任にある。ソリストとしても演奏している。

ヴェンツェル・フックス Wenzel Fuchs (クラリネット, Clarinet)
オーストリアに生まれ、ペーター・シュミードルに師事。ウィーンで学んだ後、1993年からベルリン・フィルの首席クラリネット奏者となった珍しい経歴の持ち主。名手ライスターの後を継ぎ、類い稀な美音で世界中の奏者、聴衆から注目を浴びている。

シュテファン・ドール Stefan Dohr (ホルン, Horn)
エッセンとケルンで学び、フランクフルト歌劇場管、ベルリン・ドイツ響のソロ・ホルン奏者を経て、1993年ベルリン・フィルの首席ホルン奏者となる。変幻自在の音色と表現力を持つ稀代の名手にして、世界最高のホルン奏者の1人。http://www.StefanDohr.com

モル・ビロン Mor Biron (ファゴット, Fagott)
1982年イスラエル生まれ。ガッド・レーダーマン、マウリツィオ・ペッツ、クラウス・トゥーネマン、フォルカー・テスマンに師事。ソフィア王妃芸術館管などで活躍後、2007年ベルリン・フィルに入団。室内楽での積極的な活動のほか、バレンボイム・サイード・アカデミーで指導も行う。