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フェニーチェ堺での仕事とは?

職員がどんな思いで仕事に取り組んでいるのか、フェニーチェ堺とはどんな所なのか、運営を支える生の声を紹介します。

事業チーム 事業担当
谷口奈緒子

(2021年4月より勤務)

・どんな仕事をしているのですか?

主に国内外のオーケストラ、オペラ、ジャズ、人形浄瑠璃文楽などの公演業務に携わっています。ホームページに公演を掲載する作業や事前の広報・宣伝、制作側と舞台スタッフの間を取り持つ役割も担っています。公演当日は出演者やお客様をお迎えする準備から終演まで、様々な打ち合わせや用意をして、お客様の素敵な思い出の1日になるよう本番に臨んでいます。

<前職は?>
楽器メーカーに勤めたあとに、別のコンサートホールで事業の仕事をしていました。

・面白いところ/やりがいは?

アーティストとお客様のどちらからも「また、ここのホールに来たい」と思っていただけたら成功、と昔先輩に言われたことを大切にし、日々努めています。公演当日は本当に何が起こるかわかりませんが、無事に舞台の幕が上がって、客席を含め幸せな雰囲気に包まれているのを舞台袖から眺めている時に、私自身も感動し、やりがいを感じます。

<応募した理由は?>
コロナ禍で様々な制約があるなか、それでも音楽や芸術に関わる仕事をしたいと思い、応募しました。

・仕事の難しいところや挑戦したいことは?

規模の大きい公演では大勢のスタッフが動き、すべてに自分の目が届かない状態で同時進行していきます。そのためできるだけ事前にリスクを洗い出し、各セクションと情報共有して知恵をいただきながら、進めるようにしています。それでも終演まで緊張感は抜けません。文化講座やワークショップでは企画段階から関わり、一緒に内容を作っていくところが難しくも面白いところですが、すぐ形になって反映されるので挑戦のしがいがあります。

<職場の雰囲気は?>
個性豊かなメンバーが、思い入れとやりがいを持って働いていると思います。とても面白い方が多く、1日に何回も笑いが起こるのは大阪・堺ならではかも。

広報営業チーム 票券担当
近藤空

(2023年4月より勤務)

・どんな仕事をしているのですか?

チケット販売の管理をしています。さまざまな公演に合わせてどのようにチケットを販売していくかを考え、公演に合う「配券」をしています。お客様が来ないと公演にならないので、それを担う“公演の土台”の仕事です。
チケットの売れ行き動向を毎日チェックしていますが、公演によって傾向も違うので、先輩に相談にしながら日々勉強しているところです。公演当日は当日券販売やチケット当日引取の業務に携わっていて、お客様をお迎えしながら「ああ、こんな方がチケットを買ってくださったんだ!」と密かに感激しています。

≪前職は?≫橋梁設計の会社で製図に関わる仕事をしていました。それ以前は物流会社で事務を3年弱していました。

・仕事の面白いところ/やりがいは?

票券の仕事はパズルのようだと思います。公演のジャンルによって先に売れていく座席エリアが違ったりするのですが、公演担当者や先輩と相談しながら、配券業務を進めています。

≪応募した理由は?≫子どもの頃からミュージカルや演劇が好きだったので、興味をもって応募しました。

・仕事の難しいところや挑戦したいことは?

票券の仕事はどちらかと言えば来たものを受け止めるというか、静かにコツコツと公演を支える業務が多くて、周囲からは見えにくい部分もあるのが少し難しいところかもしれません。まだ1年目のため、どう進めていいか迷うこともありますが、慎重になりすぎては何もできないので、体当たりで取り組んでいます。私は任せてもらえるほうがやりがいを感じるタイプなので、早くそうなれるように頑張りたいです。

≪職場の雰囲気は?≫いい人が多いです。票券チームは良い意味でマイペースで、お互いのリズムに合わせながら仕事ができています。また皆さんに配慮していただいて、育児と仕事の両立ができています。

舞台技術チーム 音響担当
久保 剛

(2018年4月より勤務)

・どんな仕事をしているのですか?

フェニーチェ堺の舞台技術全般で、私の専門は音響になります。他には照明、舞台の各担当者がいます。本番の1ヵ月以上前にお客様との打ち合わせをする段階から業務に参画しますが、その際はリクエスト内容全般のお話をうかがい、外部の業者さんや各担当者との調整を行います。舞台監督業務を請け負うこともあります。

≪前職は?≫舞台の音響技術者です。

・面白いところ/やりがいは?

経験も役立ちますが、主催者さんよっては今までやったことのない新しい試みをされる方もいて、新鮮なことが色々多いですね。一番は、お客様に喜んでいただくこと。演者さんと裏方は気持ち的には一緒かなと思っていますし、舞台に立つ人がうまくいけば、こちらの仕事もうまくいったのかなと安心します。

≪応募した理由は?≫新ホールの立ち上げに携われることに面白さを感じました。小
学校から高校まで堺に住んでいたことも要因。

・仕事の難しいところや挑戦したいことは?

おかげさまでフェニーチェ堺もリピーターのお客様が増えてきました。そんなお客様に対して、毎回何か新しい提案ができるよう心がけています。

≪職場の雰囲気は?≫常にコミュニケーションをとり、楽しくやっています。考え方の違いはもちろんありますが、みんなで話し合ってフェニーチェ堺を作っています。

広報営業チーム 広報担当
青山彩美

(2021年4月より勤務)

・どんな仕事をしているのですか?

主に、フェニーチェ堺を外に向けて発信・PRする仕事です。フェニーチェ堺全体の広報だけでなく、各公演や事業を宣伝する業務も行っています。主催公演の担当をすることもあります。
他にはフェニーチェ堺の舞台の裏側を見せるバックヤードツアー(ホール体験会)を年に数回開催したり、コンクールやオーディションに臨む若者に向けて、より本番に近い環境で練習できるよう小ホールを活用した「Challenging your dream(通称チャレドリ)」の企画を運営しています。

<前職は?>
ネットショップの運営を7年ほどしていました。売上を作るところから考えて画像加工や動画編集を行っていた経験は、今の仕事に活かされています。

・面白いところ/やりがいは?

自分なりに推しポイントや見どころを整理して、情報や素材を組み合わせて、どう伝えたいかを考えるのが楽しいですね。いろいろな制約があるなかで最大限に効果を発揮できるよう、公演ページや動画などを制作しています。大きな主催公演のタイトルロゴやキービジュアルの作成にゼロから携わり、公演の大切なところに関わることができた事は大きな経験です。情報を届けたいお客様にちゃんと届けられたときの達成感は、何とも言えないものがあります。

<応募した理由は?>
コンサートで初めてフェニーチェ堺を訪れ、ホールはもちろんのこと充実したスタジオ設備に驚きました。練習場所を探している人たちをはじめ、必要としている人にもっと「情報」を伝えるために、自分も役に立てるのではと思い応募しました。

・仕事の難しいところや挑戦したいことは?

広報の仕事では、自分があまり詳しくないものを取り扱うことがあります。知らないジャンルを学ぶことから始めて自分なりの答えに落とし込み、最終的にお客様が来場したくなるようなところまで繋げるのは、そう簡単なことではありません。地元に根付かせることは、時間がかかります。

<職場の雰囲気は?>
公益財団法人という響きに堅苦しいイメージを持っていましたが、そういったことは無く、忙しいなかでも合間にみんなとコミュニケーションをとったり、大変なときには自然と助け合う雰囲気があります。

舞台技術チーム 照明担当
荒川潔

(2019年4月より勤務)

・どんな仕事をしているのですか?

舞台で使う機材の管理が一番の仕事です。現場のスタッフが仕事をしやすいように機材を選定したり、使い方を教えたりしています。スタッフがお客様本位の仕事の進め方をできているか見守ったり、安全に業務を行える環境に現場を整える役割も担っています。ホールを利用するお客様との事前打ち合わせに入ってお客様の考える演出をお聞きし、その実現に向けてプランニングするのも業務の一環です。

<前職は?>
照明業務を専門に行う会社に20年近く勤めていました。フェニーチェ堺のようなホールも含め、色んな現場を経験してきました。

・面白いところ/やりがいは?

色んな演出イメージを持ってお越しになる利用者様とお話をして、現実的な実現手段を提示し、できるだけ希望を叶えて差し上げられるよう知恵をしぼるのが舞台技術部門の醍醐味です。それでお客様にありがとう、また来年もお願いしますと言ってもらえるのが嬉しいです。次にお会いして「荒川さん」と名前を覚えてもらえていたときは、「ああ、信頼していただけているんだな」と思います。

<応募した理由は?>
ホールの立ち上げに建設の段階から関われる機会は、一生に一度あるかないかだと思いました。

・仕事の難しいところや挑戦したいことは?

お客様が考えていることを形にできないのはつらいですね。実現できないとしたら、そこには安全面など様々な理由があるのですが、「できないです」はできるだけ言いたくない。そこをなんとかするのが僕たちの役割だと思っています。これからも”自分らしい明かり”を表現できればと思います。

<職場の雰囲気は?>
各セクションのバランスがよく、雰囲気がいいです。まだまだ若いホールなので、新しく来た人もホール作りに積極的に関わり、キャリア形成ができると思います。