鳳凰亭落語シリーズ 落語作家 小佐田定雄氏による各公演の魅力を解説‼

『桂かい枝英語落語会』

■公演日時　
2025.8.2(土)15:00開演
■料金　
一般3,000円　U-25 2,000円 ※全席指定・税込
■チケット
発売中

桂かい枝英語落語会

【落語作家 小佐田定雄氏によるポイント解説】
「英語で笑おう！」
子供のころから学校だけでなく塾でも習っているはずなのに「英語が苦手です」という人が多いように思います。外国の人に道をたずねられても「ノーノー」なんて言いながら曖昧な笑顔であとずさりしてしまうあなたも、かい枝さんの英語落語で英語に慣れていただきましょう。1998年から海外公演を始め、これまでに世界31カ国109都市で英語落語を演じた実績があります。全国で使われる小学校、中学校、高等高校の英語教科書にも活躍が取り上げられています。わかりやすくて本格的な、そしてなによりおもしろい英語落語は英語の世界にとって最高の入り口です。さあ、皆さんも英語でお笑いになりませんか？

『春風亭一之輔独演会』

■公演日時
2025.10.14(火)15:00開演
■料金 　
4,000円 ※全席指定・税込
■チケット 　
一般発売 7/19(土)10:00～

春風亭一之輔独演会

【落語作家 小佐田定雄氏によるポイント解説】
「一」づくし
いま一番数多く高座に上がっているはずなのに、チケットが一番取りにくいというのが春風亭一之輔さん。クールな語り口が魅力的ですが、その奥には子供のような無邪気なかわいさが潜んでいるように思います。なんせ小学生の時、千二百人の学友の前で堂々と演じたのが人生初の高座だったと申しますからたいしたものです。もしかしたら、そのころの魂をいまだに持ち続けているのかもしれませんね。寄席や落語会にとどまらず、テレビ、ラジオ、エッセイなど広い範囲での活躍は目を見張るばかりですが、その根本には落語家の「了見」がどっしりと腰を据えています。まさにいま「一押し」のはなし家さんなのです。

『桂米團治独演会』

■公演日時　
2025.11.5(水)15:00開演
■料金　
4,000円 ※全席指定・税込
■チケット　
一般発売　7/26(土)10:00～

■名作落語「猫の忠信」聞き比べ
米朝ゆかりの演目を一門の米團治と吉弥が月替わりで披露する、フェニーチェ堺だけの特別企画。

桂米團治独演会

『桂吉弥独演会』

■公演日時　
2025.12.5(金)15:00開演
■料金　
4,000円 ※全席指定・税込
■チケット　
一般発売　7/26(土)10:00～

■名作落語「猫の忠信」聞き比べ
米朝ゆかりの演目を一門の米團治と吉弥が月替わりで披露する、フェニーチェ堺だけの特別企画。

桂吉弥独演会

【落語作家 小佐田定雄氏によるポイント解説】
ご好評をいただいております「ききくらべシリーズ」が今年も開催されます。これまで『百年目』、『地獄八景亡者戯』、『たちきれ線香』と大作三席をお聞きいただきましたが、今回のテーマは『猫の忠信』。義経公の家来・佐藤忠信が二人現れる、文楽や歌舞伎でおなじみの『狐忠信』を元にした一席です。『勧進帳』を一人で全役演ってのけるほどの歌舞伎ファンの米團治さんのことですから、どこかで歌舞伎顔負けの華やかな、あっと驚く演出を見せてくれるかもしれません。吉弥さんはドラマや舞台での俳優としての経験を生かして、この噺の持つミステリアスな怪奇の部分と、後半のサスペンスをどのように聞かせてくれるかが楽しみです。

『林家つる子・三遊亭わん丈二人会』

■公演日時　
2026.2.7(土)15時開演
■料金　
3,500円 ※全席指定・税込　
■チケット　
一般発売　11/1(土)10:00～

※HP準備中

【落語作家 小佐田定雄氏によるポイント解説】
「ロックな二人」
東京から昨年春に昇進したばかりのほやほやの二人の真打がやってきました。ちなみにつる子さんは十二人、わん丈さんは十六人の先輩を追い抜いての抜擢です。林家つる子さんは群馬県生まれ。九代林家正蔵師匠のもとに入門。自作の新作だけでなく、古典落語の主人公を女性に置き換えるなどの試みにチャレンジ。とにかくパッションのかたまりのような存在です。三遊亭わん丈さんは滋賀県生まれ。ミュージシャンとして天下を取る…はずでしたが、なぜか三遊亭円丈師匠のもとに入門。師匠譲りのユニークな新作だけでなく、古典にも独自の味を見せてくれます。刺激的でロックな真打二人の手に汗握る競演をお楽しみあれ！

『桂春蝶独演会』

■公演日時　
2026.3.8(日)開演15:00
■料金　
3,500円 ※全席指定・税込　
■チケット　
一般発売　11/22(土)10:00～

※HP準備中

【落語作家 小佐田定雄氏によるポイント解説】
「蝶のように」
名前にふさわしく東京と関西を蝶のように飛び回って活躍しています。上方と東京の橋渡し役を勤めるだけでなく、なんとこの蝶は海を越えて、六月にはフランスのパリで独演会を開催。とにかくじっとしていない人です。実際にあった歴史的な事件をテーマにした「落語で伝えたい想い。」シリーズは十作を超えました。落語の形式をまもりながら、演劇か映画を見たような思いにさせてくれます。落語が表現できるテーマの可能性を大きく広げたように思います。その一方で陽気な爆笑噺でも高い評価を受けていて、「笑い」の面でも「涙」の面でも熱い思いのこもった風が高座から吹いてきます。その風にのって蝶のように舞い遊んでください。