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予告

©Taira Tairadate

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川口成彦フォルテピアノリサイタルシリーズ2026 ~万国博覧会の思い出~

先行発売日
[sacayメイト先行]8月6日(木)12:00~8月10日(月)13:00
一般発売日
8月29日(土)10:00
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概要

約200年前のピアノで聴く、様々な国の情緒あふれる音楽―


MESSAGE 川口成彦

 2025年の大阪万博で、私はポーランドのソプラノ歌手アルドナ・バルツニクさんとショパンの歌曲をポーランドパビリオンや野外ステージで演奏しました。フェニーチェ堺でも昔歌って下さったアルドナさん。万博でポーランドの文化を再び日本の皆さんに味わって頂けたこと嬉しそうでした。音楽を通じてポーランドの文化を味わって下さった多くの人々。あの中の誰かが、もしかしたら将来ポーランド語を話しているかもしれない。文化のキャッチボールが作る未来の可能性を妄想しては、万博の熱気に酔いしれました。
 未知なる世界、価値観に触れることは人々の人生のエネルギーやインスピレーションとなり得るでしょう。自分が自分らしくいられる場所が、今の日常とはかけ離れた場所にあるということも人によってはあるかもしれません。また世界の広さを知ることで、自分が今生きる「日常」を改めて好きになったりすることもあるでしょう。
 音楽は実態の無い抽象的なもの。それゆえに想像力と共に私たちを「別の場所」に連れて行ってくれます。現実逃避にはうってつけ。そんな音楽の力を借りて、この度のフェニーチェ堺のリサイタルシリーズでは、様々な国々に束の間の旅をしたいと思います。さらにはフォルテピアノ(昔のピアノ)の音色と共に、情緒溢れる過去にも立ち返ります。

 1937年のパリ万博をきっかけにカタルーニャの作曲家フェデリコ・モンポウが《Souvenirs de l’exposition》という作品を書きましたが、今回のシリーズのタイトルはそれに因んで「万国博覧会の思い出」です。様々な国の文化で賑わった万博へのオマージュとしての「音楽で綴る世界」を是非お楽しみください。そして「国」というものを超えた、様々な民族、様々な人間の心の世界に思いを馳せたいと思います。民族楽器が登場するゲストステージもお聴き逃しなく!

 第1回では太田垣至さん修復および復元の古典派の時代の楽器、第2回では山本宣夫さん修復のロマン派の時代のピアノとホール所蔵の現代のピアノを使用します。楽器の時代性も考えながらプログラムを考えましたが、第1回の王建中やグリーグの作品のように時代性に捉われない選曲も中にはあります。そのような作品においては作品の持つ民族音楽的な特質と古楽器の音色がどのように融合するか楽しみでもあります。
 西洋芸術音楽の歴史においては音楽のナショナリティというものが主にロマン派以降の作品と共に語られることが今日では多いのですが、いわゆる「国民楽派」が台頭する時代以前から音楽の持つ民族性というものは重んじられていたこともこの公演を通じてご紹介出来たらとも考えています。例えばエルスネル、フス、ロペスの作品はそれを伝えてくれます。
 またフランス人のサン=サーンスのエジプトやポルトガルを描いた作品のように、作曲者がその国の人間でない楽曲も多くあります。そういった作品はまさに芸術家による世界への眼差しを感じるものでしょう。自分の属する世界とは異なる文化を尊重する心の眼差しを皆さんと共有出来たらと思っています。

第1回「古典派の時代の楽器で描く世界」

2026年12月19日(土) 開場14:30 開演15:00

第1回「古典派の時代の楽器で描く世界」

■Program
【アイルランド】フィールド:アイルランド舞曲「悪魔にあって震えなさい」によるロンド
【オーストリア】
 シューベルト:ワルツ「アルバムの綴り」 D844
 ハイドン:「神よ、皇帝フランツを守り給え」の主題による変奏曲 Hob.III: 77
【ドイツ】C.P.E.バッハ:「プロイセン王のソナタ集 Wq 48」第6番 イ長調
【スペイン】
 ロペス:スペインのファンダンゴによる変奏曲
 タレガ:アルハンブラの思い出(編曲:川口成彦)
【フランス】ラモー:ソローニュの雛鳥、タンブーラン
【ノルウェー】グリーグ:ノルウェー農民の舞曲「スロッテル」 op.72 より

【中国】王建中(ワン・ジャンツォン):「雲南省の民謡」より
【イギリス】ベートーヴェン:イギリス国歌「神よ王を守らせ給え」による7つの変奏曲 WoO78
【ハンガリー】
 シューベルト:ハンガリーのメロディー D817
 フス:2つのスラブ舞曲
【ポーランド】
 エルスネル:マズルカ風ロンド
 ショパン:ポロネーズ ト短調 遺作、ポロネーズ 変イ長調 遺作
【トルコ】モーツァルト:ピアノソナタ第11番 イ長調 (トルコ行進曲付き)

♪本編終了後にソヘグム(民族楽器)の音色をご紹介します。[演奏:梁 聖晞(リャン・ソンヒ)]

A.ワルター1795年頃(復元楽器 製作:太田垣至)
J.ブロードウッド&サンズ・スクエアピアノ1814年(オリジナル楽器 修復:太田垣至)


18世紀初頭のフォルテピアノ製作の中心地であったウィーンとイギリスの代表的な製作者であり、モーツァルト、ベートーヴェンなど著名な作曲家にも愛されたアントン・ワルターのレプリカとJ.ブロードウッド& サンズのオリジナル楽器が用いられる。
当時のウィーンのフォルテピアノは跳ね上げ式と呼ばれるアクションが用いられ、軽やかなタッチ、音色が特徴。一方イギリスでは現代のピアノに繋がる力強い音色を生み出す、突き上げ式アクションが用いられ、対照的な特徴を持つ。
A.ワルターは太田垣至が2023年にニュルンベルク楽器博物館所蔵の1795年製のオリジナル楽器を調査し、一から製作したレプリカを使用。FF~g’’’の63鍵。
J.ブロードウッド& サンズは1814年製のオリジナル楽器をイギリスのフィンチコックス博物館より持ち帰り、演奏可能に修復したものを使用。当時家庭音楽用に人気だったスクエアピアノと呼ばれるモデル。FF~c’’’’の68鍵。製造番号18910。(太田垣至)

第2回「ロマン派と現代の楽器で描く世界」

2027年3月20日(土)開場14:30  開演15:00

第2回「ロマン派と現代の楽器で描く世界」

■Program
~序奏~
モンポウ:パリ万国博覧会の思い出

【アメリカ】ガーシュイン:ジャズボ・ブラウンのブルース(『ポーギーとべス』より)
【キューバ】セルバンテス:さよならキューバ、おうちに帰る
【アルゼンチン】ヒナステラ:優雅な乙女の踊り op.2-2(『アルゼンチン舞曲集』より)
【ギリシャ】ドビュッシー:デルフィの舞姫たち(『前奏曲集 第1巻』より)
【インドネシア】ドビュッシー:パゴダ(『版画』より)
【チェコ】ドヴォルザーク:ドゥムカとフリアント op.12
【ルーマニア】バルトーク:ルーマニア民族舞曲
【オランダ】モーツァルト:オランダ歌曲「ヴィレム・ファン・ナッサウ」による7つの変奏曲 K.25

【ウクライナ】コセンコ:ウクライナ民謡 op.25-4
【ベルギー】ファンデルヘイデン:フランダースのロマンスによる奇想曲 op.4
【イタリア】リスト:ナポリのカンツォーネ S248
【ポルトガル】サン=サーンス:リスボンの夜 op.63
【エジプト】サン=サーンス:イスマイリヤの思い出 op.100
【韓国】イム・ドンチャン:寿斉天(スゼチョン)
【日本】伊福部昭:ピアノ組曲

♪本編終了後にはバンドネオンの音色をご紹介します。[演奏:早川 純]

使用楽器:エラール 1852年製(ヤマモトコレクション所有)、ファツィオリF308(フェニーチェ堺所有)

エラール1852年製(ヤマモトコレクション所有)
ロンドン/音域:A2-a4/ペダル:2本(ダンパーペダル、ソフトペダル) /外装:ローズウッド

ピアノ製造史上エラールの名は忘れる事ができない。現代の全てのグランドピアノに採用されているエスケープメント打弦機構は1821年にエラール一族によって考案されパテント登録されました。
エスケープメント打弦機構とは簡単に説明しますと音の連打を容易にし、打弦運動を効率よくハンマーに伝える、これは革命的な出来事で、音楽に大きな福音になりました。
今回使用のエラールピアノはロンドン郊外の元貴族の館に保存されていました。1851年に世界で最初の国際博覧会がロンドンで開かれました。その時出品されたエラールピアノは評議会でメダルを受賞しました。今日のエラールピアノは1852年に受賞を記念して作られたピアノです。状態は極めて良好な状態で往時の姿を保っています。(山本宣夫)

出演者
©Taira Tairadate

川口 成彦

1989年盛岡に生まれ、横浜で育つ。第 1 回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位、ブルージュ国際古楽コンクール最高位。フィレンツェ五月音楽祭や「ショパンと彼のヨーロッパ」(ワルシャワ)、モンテヴェルディ音楽祭(クレモナ)をはじめとした音楽祭に出演。協奏曲では18世紀オーケストラ。{oh!} オルキェストラ・ヒストリチナなど、室内楽においてはマリオ・ブルネロ、アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ・カルテットなどと共演している。東京藝術大学楽理科卒業後、同大学およびアムステルダム音楽院の古楽科修士課程修了。フォルテピアノを小倉貴久子、リチャード・エガーの各氏に師事。第46回日本ショパン協会賞、第31回日本製鉄音楽賞 フレッシュアーティスト賞受賞。またスペイン音楽をこよなく愛し、自主レーベルMUSISによるCD『ゴヤの生きたスペインより』や自主公演「スペイン音楽の森」などのプロジェクトも展開中。2027年1月にはロドリーゴの『英雄的協奏曲』を大阪交響楽団(指揮:小林資典)と共演予定。今年はイギリスのレーベルSignum Recordsより『ベートーヴェンとの旅路』が発売。

会場

フェニーチェ堺 小ホール
※駐車台数が限られています。公共交通機関をご利用ください。

料金

全席指定(税込)
各回 一般:4,000円/U-25(25歳以下):1,500円

※未就学児入場不可
※やむを得ない事情により公演内容が変更となる場合があります。
※U-25…公演当日の年齢が25歳以下の方が対象。ご入場の際、年齢が確認できる証明書をご提示ください。

sacayメイト先行
受付期間8月6日(木)昼12:00~8月10日(月)13:00
抽選結果8月12日(水) 13時以降順次メール配信
※コンビニ決済を選択された方は、指定の期日までに決済手続きを行って下さい。
期日を過ぎますと当選が無効になりますので、ご注意下さい。
入金方法ファミリーマート店頭決済(手数料¥330/1件)、
セブンイレブン店頭決済(手数料¥330/1件)、
クレジット決済(手数料無料)
チケット引取り方法8月29日(土)以降発券可能
ファミリーマート決済の方はマルチコピー機引取(手数料¥165/1枚)、
セブンイレブン決済の方はセブンイレブン店頭引取(手数料¥165/1枚)、
クレジットカード支払いの方は上記に加え、会館引き取り(手数料無料)もお選びいただけます。
プレイガイド
チケットぴあ【Pコード:334-500】
先行受付:調整中
ローソン【Lコード:54789】
先行受付:調整中
イープラス先行受付:調整中
チケット購入方法
sacayメイトWEB
(要無料登録)
こちらから
堺市文化振興財団
チケットセンター
0570-08-0089(10:00~18:00) 
※一部携帯・CATV接続電話・IP電話からはご利用いただけません。
窓口販売♦下欄記載
窓口

※ 8月31日(月)より受付開始(※ 各館の休館日・営業時間にご注意ください)
※ チケット残数がある場合のみ販売

フェニーチェ堺(南海高野線「堺東」駅 徒歩8分)

〒590-0061 堺市堺区翁橋町2-1-1
TEL/072-223-1000
販売時間 :9:00~20:00
休館日:第1・3月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始

栂文化会館(南海泉北線「栂・美木多」駅前)

〒590-0141 堺市南区桃山台2-1-2
TEL/072-296-0015
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)、年末年始

主催

フェニーチェ堺

助成

文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)│独立行政法人日本芸術文化振興会

フォルテピアノ協力

太田垣至/フォルテピアノ ヤマモトコレクション

お問い合わせ
フェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)
TEL:072-223-1000