2023年度のリサイタルシリーズは J.S.バッハとショパンにフューチャーして“colorful” な公演を目指して全3回行います。
第1回は「音楽の父」とも言われる偉大なるJ. S. バッハ(1685-1750)の作品をお楽しみ頂きますが、演奏会では彼の4人の素敵な息子たちも賑やかに集結します。お父さん、そして素晴らしい音楽家の息子たちはそれぞれ大変個性が豊かで、 “colorful” なバッハファミリーの音楽を是非お楽しみ頂けたらと思っています。そして使用する楽器はJ. S. バッハが弾いたと言われるピアノであるジルバーマンの復元楽器、そしてバッハの息子たちの時代に華を添えたタンゲンテンフリューゲル(木片が弦を打つピアノ)が登場します。久保田彰さんが復元した18世紀の2台のピアノの色とりどりの音色にもご期待ください!!
ー川口成彦
第1回 「J. S. バッハと息子たちの饗宴」
○J. S. バッハ
協奏曲 ロ短調 BWV979(原曲:トレッリのヴァイオリン協奏曲)
フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816
○J. C. F. バッハ
「ああ、お母さん聞いて」による変奏曲 ト長調 Wf 12-2
○J. C. バッハ
ソナタ ハ短調 op. 5-6
休憩
○W. F. バッハ
幻想曲 イ長調 F 23
○C. P. E. バッハ
ヴュルテンベルク・ソナタ 第1番 イ短調 Wq. 49/1
○J. S. バッハ
前奏曲とフーガ イ短調 BWV 895
イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
《使用楽器》
タンゲンテンフリューゲル Tangentenflügel
(シュレーター Ch.G.Schröter考案のアクションによる復元楽器 久保田彰製作 2017年)
ジルバーマン Gottfried Silbermann, Freiberg 1746年
(復元楽器 久保田彰製作 2020年)
※やむを得ない事情により曲目が変更となる場合があります。
第2回 「カラフルな変奏曲の世界」